4.28.2020

コロナ家庭内暴力 隠れたDV被害

みなさま、大変お久しぶりです。
更新にとっても時間が空いてしまいました。ラルフはこの期間、何かと忙しく過ごしておりましたが、今はコロナウイルスに感染しないようにできるだけ自宅に引きこもっております。

このような状態がすでに2ヶ月続いておりますが、周りでは家庭内不和が進んでしまっている家族をちらほら耳にします。ラルフの周りにいる家庭は、コロナウイルスがこのような状況になる前から不和があり、それが自粛の環境の中で際立ってきたという感じがします。


顕在化しにくい家庭内暴力

コロナウイルス の自粛期間でDVが酷くなったというのは日本だけではありませんが、このような状況になる前に比べて通報や相談の件数が低くなったという国もあります。これは一見するといいように聞こえますが、実は家庭内暴力を行う人物がずっと家にいるので通報ができない、外部の人に助けが求められないという、より悪い状況が隠されているのです。

先が見えない環境で経済的な不安やメンタルの不安定さが、家庭内暴力を加速させてしまっているのでしょう。これは由々しき問題であり、本来であれば直ちにシェルターに避難すべき案件ですが、外部から隔離されている以上できないのが実態です。

自粛でより家庭不和になる

夫げんきで留守がいいというテレビコマーシャルが過去あったような気がしますが、まさにこれは真実という気がします。コロナ離婚という言葉も生まれていますが、自粛の中で家庭内不和がどんどん進んでいる家庭も少なくありません。このような家庭は実はこの自粛になる前からなんらかの不和の種があり、それを解消せぬまま見ないようにしてきた結果、今、無視できない状態になっているという家族も多いのです。

家で仕事をしているのにも関わらず、休みと履き違えて色々と頼み事をしたり、逆に、仕事をしているということを言い訳に、家族の方を向かないなど、気になっていた家族の性格や行動を無視できない状態にあるのです。

また状況が戻れば、元通りに何事もなかったかのように戻る家族もあるのかもしれませんが、開いた溝はそう簡単には埋まらないのではないでしょうか。

耐えるよりも新しい工夫を

この状況さえ終われば、コロナさえ収束すれば全て元通りになると思ってはいけません。この状況はそもそも短期間で終わりませんし、今だけやり過ごせばいいと思っているとずっと我慢をすることになります。なので、難しいかもしれませんが、全く新しいやり方にトライするしか方法がないのです。まず、いい意味で家庭内で干渉しないようにする、できるだけ別の部屋で仕事をする。無理に一緒にご飯を食べようとしない、など、一緒にいることがストレスになるのですから、家庭内で上手に離れて暮らすのです。

とはいえ、この期間で相手のことがよくわかり、その後のことを考え直すというのも長い目で見てみれば悪くないということもあるかもしれません。

今回のブログではこれといった解決方法やラルフの体験談などが語れず申し訳ないのですが、隠れた家庭内不和や家庭内暴力の被害があるということわかっていれば「うちだけではないだろうか」という不安はまずなくなるのではないかと思います。






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