お久しぶりです。最近嘘をつきましたか?人は大なり小なり嘘はついてしまうものです。本当は寝坊したのに、電車が遅れたと言ってしまったり、食べたのに食べてないと言ったり。比較的小さな嘘もあれば、誰かを陥れるような嘘をつく人もいます。人は嘘をついた時に、自分は今、事実と違うことを言ったという自覚がありますし、多少なりとも罪悪感に駆られるものです。しかし、罪悪感に駆られるどころか、本人は真実だと思い込んでしまう、そんな厄介な人がいます。虚言癖にみるパーソナリティ障害一言でパーソナリティ障害といっても、いくつかに分類されるようです。このブログでも取り上げたことのあ...
10.24.2021
1.31.2019
過干渉タイプの毒親にやってはいけないこと
1月 31, 2019

過干渉する親に対して、やってはいけないいくつかのことをあげてみました。
進路や転職、引越しなどを相談してしまう
進路や転職の相談をしないほうがいいでしょう。基本的には自分のことは自分で決めましょう。うっかり毒親に相談すると、一方的に親の価値観を押し付けてきます。自分で決めた後に事後報告です...
1.07.2019
転職を繰り返す自己愛性人格障害者
1月 07, 2019

今回は、毒親の自己愛性パーソナリティ障害とはテーマが違いますが、このような相手を利用する人たちの毒牙にかからないように、社会人の自己愛性パーソナリティ障害の行動例をあげてみたいと思います。
はじめに言っておきたいのですが、転職の回数が多いからと言って決してその人になんらかの障害や問題あるというわけでは決してありません。昨今、転職しながらキャリアをあげることは珍しくありませんが、自己愛性人格障害(自己愛性パーソナリティ障害)には以下のような点で転職を繰り返す傾向にある人がいます。
・自分はもっと認められるべきだと、不満を抱える。
・上記のよう...
1.02.2019
自己愛性人格障害と自己嫌悪
1月 02, 2019
あけましておめでとうございます。2019年ですね。
さて、わたくしは2018年12月から元旦にかけて海外で休暇をとっておりました。娯楽といえば海があるだけの太平洋の真ん中にポツンとある島に行っておりまして、特に何もせず毎日をだらだらと過ごしておりました。渡航前に、知人がこの休暇中に読むと良いよということで岸田秀のものぐさ精神分析 (中公文庫)をプレゼントしてくれたので、それをちょびちょびと読みながら過ごしていました。あんまり南の島で読むような本ではないと思いますが(苦笑)いくつもの大変面白い発見があったので、紹介したいと思います。最も深く納得した箇所が...
12.03.2018
モラハラへの対処 加害者は自覚できるのか?
12月 03, 2018

モラハラというのは本当に日常の隅々まで入り込んで、人の心を蝕んでいるなあと最近特に思うのですが、では、自分がまったくモラハラをしていないかと言い張れるかというと、それは実際よくよく自分の行動を振り返ってみないとわかりません。
わたしも仕事上で何かうまくいかないことがあると、ついつい上司のせいにしたりすることがごく稀ににあります。しかし、いわゆるモラハラの特徴である、一切の非を認めなかったり、言葉攻めにして相手を追い詰めたり、いきなり相手の存在を無視したりすることは無いなあと思います。
モラハラ加害者は本当に自覚がないのか
はい。ほとんどのケ...
11.30.2018
毒親の電話から逃げる方法
11月 30, 2018

親と離れて暮らしている人たちでも、毒親からのコントロールが後を引く場合があります。それは、一緒に暮らしていないとはいえ電話やメール等で定期的、断続的に連絡が続いている場合です。
毒親を根本的に変えることは諦めた方が賢明です。どうやって毒親から逃げるかを全力で考えて実行したほうが、毒親を変えようとするよりずっと建設的ですし、早いです。今日は、気が乗らない親からの電話にどうやって対処すればいいかをご紹介します。...
11.16.2018
電通と毒親のモラハラ共通点
11月 16, 2018

今回は、色々な場所で起こるモラルハラスメントについて。毒親のモラハラや会社で起こるモラハラには共通点があります。
毒親からのモラハラは、親と子供という絶対的な上下関係を利用して密室で行われます。オフィスで行われるモラハラ・パワハラは、上司と部下という絶対的な上下関係を利用して、密室で行われます。オフィスの場合は、まわりに別の社員がいるにも関わらず、他の社員も自分に被害が及ぶことを恐れ、注意をしたり第三機関(人事部など)に通報することができません。よって、周りに人がたくさんいるにも関わらず、モラハラ・パワハラを許してしまう状況になります。これはほぼ...
11.11.2018
毒親からの過干渉をいかに防ぐか
11月 11, 2018

過干渉をする毒親の性格を変えることはできません。しかし、過干渉をできるだけさせず、口を出す余地を極端に減らすことは可能です。特に、子供がすでに成人をしていて経済的にも親から独立している場合は「しつけ」という言い訳も聞きません。以下、毒親からの過干渉を防ぐためのコツとして参考になれば幸いです。
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モラルハラスメントとは
11月 11, 2018

モラルハラスメントとは、被害者に外傷が残る、肉体的で直接的な暴力とは違い、モラルハラスメントは言葉や態度などで嫌がらせをすることです。精神的暴力、心理的暴力とも言われます。
モラルハラスメントは物理的に傷をつけるわけではないので、周りから見ても気がつきにくく事態が悪化することがあるので注意が必要です。また、モラルハラスメントという言葉は比較的最近になって日本では認知されたので、加害者も被害者もこれがハラスメント行為だということに気がつかず、長期間に渡ってハラスメントが行われることがあり、大変深刻なケースに発展することも多くあります。
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11.10.2018
モラスハラスメントで星の王子様は死んだ
11月 10, 2018

星の王子様はモラハラで殺された!?
こんな衝撃的なアングルで語られた本があります。
星の王子様といえば、長い間、子供への良書として取り上げられることも多く、小学校や中学校では読んでおくべき一冊に入れられることも多いでしょう。それがまさかこの本の主人公である星の王子様はモラルハラスメントの被害者あるとは衝撃です。
→モラルハラスメントとは
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11.07.2018
「楽しむことが怖い人たちへ」と名付けた理由
11月 07, 2018

このブログには「楽しむことが怖い人たちへ」と名付けました。これにはちょっとしたエピソードとわたしのささやかな思いがあります。
太平洋の真ん中、南半球にはいくつもの美しい島々があり、わたしは青い海が大好きでよく訪れています。ひとつの島に住む友人がおります。その友人と初めて会った時のことです。...
11.05.2018
毒親とは
11月 05, 2018

毒親という言葉は、2001年に翻訳出版されたアメリカのセラピスト、スーザン・フォワードによって書かれた「毒になる親」という本で出て来た言葉です。原版では TOXIC PARENTSというタイトル、その名の通り毒になる親という意味です。
親というものは、当たり前ですが当然人間です。完璧な人間がこの地球上には存在しないように、完璧な親というのも当然存在しません。親だって間違ったことを言ってしまったり、冷静さを欠いた行動や言動をすることもあります。
スーザン・フォワードの著書からの言葉を拝借すると、
子供に対するネガティブな行動パターンが執拗に...
10.31.2018
わたしの母も毒親です
10月 31, 2018

はじめまして、このブログの管理をしているラルフです。
このブログに来てくれてありがとう。ここに来てくれたということは、もしかしたら今、苦しい気持ちを抱えているのではありませんか?もし「毒親」「発達障害」というキーワードでここにたどり着いたなら、今は自分を責めずに、ここでゆっくりしていってくださいね
このブログの最初の記事には、どうして私がこのブログを作ろうと思ったかを書きたいと思います。その前にすこし、わたしの話をしますね。
わたしの母親は、毒親です。
暴力的な発言、批判的な言葉、傷つける言葉、子供をコントロールしようとする。母親の機嫌がいつどのような理由で変わるかわからず、子供の頃から常に不安感と緊張感のある暮らしをしていました。
18歳で東京に来て、大学進学から東京で就職。経済的にも親から自立すれば、この苦しみからすべて抜け出せると思っていました。確かに物理的に住む場所を離れ、経済的な依存もしなくなるということで、親への関わり方というのはそれまでに比べてずいぶんと楽になりました。しかし、時折電話で話すと幼少期、青春期に味わったあの恐怖感が蘇りました。場所は離れても、母親の暴力的な発言や、侮辱するような言葉は無くなりませんでした。むしろ、昔よりひどくなっているとすら感じました。
毒親という言葉は当時ありませんでした。
「親がついついキツいことをいうのは子供を心配してのこと」「たまに実家に顔を出せば安心して何も言わなくなるよ」わたしの周辺の知人、友人はそう言います。世間の一般論もそうでしょう。わたしは、そのようなアドバイス?のような言葉をもらうたびに「本当にそうなのかな?」という疑問と「わたしはダメな子供なのかな」という自分を責める気持ちの両方が混在し、大きなストレスを感じていました。とにかく、親というものはどうゆうものであっても基本的には子供が心配で大事、だから親孝行しなさい。そのような世間からのプレッシャーみたいなものもあり、わたしは段々と外で母親の話をすることはなくなりましたし、逆に周囲のひとには「うちは母親と仲がいい」と言うことすらありました。しかし、盆や正月に実家に帰ることはほとんどなくなりました。これは本当に「仲がいい」状態なのでしょうか?
毒親とわかったとき
35歳の時に恋人ができました。それまでも付き合う人はいましたが、その時に付き合った人とは国際恋愛だったのでお互いが一緒にいるためにはビザの問題もあり、結婚というキーワードも出てくるような間柄でした。ある日、母親との電話で執拗に恋人の話を聞かれました。相手の仕事のこと、大学のこと、これからのこと・・・。ある程度の質問は耐えられますが、相手の大学や仕事のことを批判するような発言には、正直わたしもカチンときて、静かにこう言いました。「お母さんはわたしの恋愛をいつも否定するね」すると母は豹変しました。今までに聞いたこともないような男の人のような野太い声になり「うるさい!だまれ!」と叫びました。「だまれ!だまれ!お前になんか言われたくない!」そのように電話口で怒鳴りました。子供の頃から、母親のキツイ言葉、わたしを罵るような言葉は幾度となく聞いて来ましたが、このような豹変ぶりは初めてで、まるで映画で悪霊にとりつかれた人の声や性格が変わってしまったような、それぐらいの豹変ぶりで正直ゾッとしました。話にならないので父親に変わってもらうように説得しました。父親は比較的安定した人で、取り乱すようなことがないひとでした。子供の頃から父親のことは好きで、何かあっても最終的には父親が出て来て解決ということもありました。しかし、電話口にでてきた父親はこうわたしに怒鳴りました。「お前は、親を変えようと指図するんじゃない!」その瞬間、わたしの中で何かが小さく弾けました。もう頼るものはなにもないんだという気持ち、父親にそのように言われたショック、体が凍りつき全身が冷たくなるのを感じました。言葉が一切出てこなくなりました。どうやって電話を終えたのか覚えていません。
精神虐待の被害という自覚
わたしは母親がついにおかしくなったと思いました。高齢になると脳が萎縮するというのをテレビか何かで聞いたような気もする。痴呆がはじまったのかもしれない、などと考えました。母親のことを相談するために、心理カウンセラーに相談をしました。その時は気がつかなかったのですが、その方はトラウマ、発達障害、虐待被害の専門の心理士でした。わたしはカウンセリングを受けている最中に、ついに自分は精神的に虐待されていたのか、わたしが親不孝ものだという訳ではなかったのだということを自覚しました。その時の気持ちは、正直言うととても安心した気持ちになりました。幼少の頃からおよそ30年間、ずっとわたしの人生を苦しめていたのはこれだったのか、そのような救われる思いがしました。この時の感情は今でも覚えています。今までの自分を責める気持ち、親から暴力的な言われ方をしても、それを受け止めなくてはいけないと耐えてきた自分、本音のところで早く親が他界してしまえばいいのにと本気で願ってしまう気持ちと、そのようなことを思ってしまう自分への罪悪感、葛藤。それら何十年も一緒にいたやりきれないきもちが、すーっと流れていくようでした。そして今、わたしは完全に癒えたとは言えないかもしれませんが、色々なサポート、自分なりに読んだ文献、本、サイトなど、たくさんのものから勇気や癒しをもらって、わたしなりに傷を癒しつつあります。その中で、大きな支えとなったもののひとつに「毒親で苦しんでいるのはわたしだけじゃないんだ」ということでした。この問題は、家庭内暴力と同じで、家庭という閉ざされた空間で起こる虐待です。わたしは35年間も、このようなケースは自分だけなのではないかとずっと心に秘めて来ました。しかしネットをみると大変多くの人が毒親に苦しんでいることがわかりました。わたしだけじゃないんだという気持ちは安心感を覚えました。
間違ったアドバイスが多い実情
大手の掲示板などで、同じように発達障害、虐待で苦しんでいるひとたちの相談をみると、間違ったアドバイス、一方的な決めつけなどが多くあることに気がつきました。多くの回答者は、それでも善意のアドバイスなんだと思いますが、間違ったアドバイスは本当に苦しい人をより追い詰める状況にしてしまします。わたしは心理カウンセラーではありませんので、直接的なアドバイスをすることはできないかもしれません。ですが、わたし自身も虐待の被害者のひとりとして、わたしを支えてくれた方法を紹介することはできるのではないかと思いました。そしてわたしのように、苦しいのは自分一人だけじゃないんだという気持ちが安心感につながるひとがいるのなら、それはとても嬉しいことだと思い、このブログを書いています。長くなりましたが、最後まで読んでくれてありがとう。もしあなたが苦しい思いをしているのなら、だいじょうぶ、明るい明日はかならず来ます。
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ラルフと言います。毒親からの長年の精神的虐待で苦しんでいました。誰にも言えず、親類縁者も頼ることができず、18歳で上京し、そのまま都会で暮らし続けています。物理的に離れても、傷ついた心は癒されず生きづらさを感じていましたが、幸運にも良い精神科医、心理カウンセラー達の出会いもあり、自分なりにも勉強しながらこの毒親問題の罪深さとその助けについて知識と経験を深めてまいりました。
毒親問題を中心に、社会のあらゆるメンタルの問題、心理学、心のケアなど癒しや助けが必要な人にとって少しでも力になれれば嬉しいです。
毒親問題を中心に、社会のあらゆるメンタルの問題、心理学、心のケアなど癒しや助けが必要な人にとって少しでも力になれれば嬉しいです。