11.09.2018

毒親で苦しんでいる高校生へ

毒親を持つ高校生へ。
わたしは、高校を卒業したら一人暮らしを勧めたいです。経済的な理由で一人暮らしできない方も多くいるかもしれません。寮を持っている大学への進学はどうでしょうか?あるいは、最近ではルームシェアという手もあるかもしれません。もし、大学に進学せずに就職をするならば、経済的にも独り立ちできます。

たとえ物理的に毒親と離れることができても、傷ついた心が完全に癒されるわけではないということは以前にも書いたことがあります。しかし、やはり同居しているのと別居しているのでは大きな違いがあり、もちろん物理的に離れてしまうほうが心の負担はかなり軽減されます。

コントロールする親は子供を自立させない

特に、コントロールする親は子供をコントロールすることで親自身の自尊心を保っています。なので子供が離れていくことは親にとっての脅威であり、子供が自立することを何が何でも止めようとしてきます。それを振りほどいて家から独立するのは、本当にしんどく辛いものです。


それでも私は実家から離れることを強くお勧めします。私自身、学費は払ってもらっていましたが自分でアルバイトをずっとしていました。確かに、実家から通っている同級生は経済的にも自分よりずっと優雅ですし、うらやましく思ったこともありましたが、実家に戻ることは死んでもいやでしたので、バイト三昧でも、貧乏でもひとりで暮らしている方が雲泥の差でラクでした。

毒親からの独立は、専門家にも相談してみて

大学生の一人暮らしですぐに首を縦にふらない親というのは、毒親でなくても少なくないかもしれません。それはお金がもったいないからという理由や、安全面での心配などをする親も多いです。しかし、毒親でなければ「まあ大学生のうちは実家にいて、社会人になったら自立しよう」と一人暮らしを先延ばしにするケースもありますし、それ自体はまったく問題ではありません。

しかし毒親の場合は、理由が「自分の自尊心を保っている物がなくなる」など子供をひとりの人間として尊重せず私物化をしているので、まともに会話をしようとしても通じない場合が多くあります。

そうゆうときに、子供がいくら独立しようとしても、毒親はいかなる手を使ってでも阻止しようとします。阻止するためには、子供が独立しようという気分が持てなくなるほどの傷つく言葉を投げかけたり(お前なんか一人で暮らす資格はない、お前は絶対にそんなことできない等)

あるいは、子供に罪悪感を与えるような言葉を言って(お前は親を捨てようとしている、お前がいなくなったら死んでやる等)子供が一人暮らしをすることが罪のような感覚を持たせるように仕向けます。

こうゆうケースでは、家出さながらの独立をしない限り、一人暮らしができないことになってしまいます。子供の方も、精神的な虐待を受け冷静に考えられる状態じゃなくなってしまいます。そうゆうときは専門家に相談してみるというのもいい手段です。相談した人自身が親との交渉人になることはないと思いますが、親へどうゆう話し方をするといいか、どうゆう理由をつければいいかなどのアドバイスをもらうことはできるでしょう。


チャイルドライン

18才までの方がかけられます。
0120-99-7777(※全国共通・無料) 毎日:午後4時~午後9時

子供の虐待ホットライン
18才までの方がかけられます。
06-6762-0088 午前11時~午後5時






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