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12.08.2019

家族という名の足枷

このブログでは、毒親、虐待などについての知識、および治療法やその他心理学などをテーマに、今尚苦しんでいる方々のために少しでも力になりたいと思い続けています。今日は、少し最近思うことについて、日記風ではありますが私自身の考えを少し書いてみたいと思います。


8.12.2019

毒親 夏休みを憂鬱な気分にさせない方法

社会人になると長期の夏休みは取りにくくなりますから、学生の1ヶ月や2ヶ月の夏休みが羨ましいと思ってしまいます。しかし、自分が学生だった時を振り返ると、楽しいばかりではなかったような思い出もあり、長期休暇になるとやってくる毒親持ちならではの憂鬱について、自分の経験を振り返って見ようと思います。

 社会人になれば長期の休みはないとはいえ、ある程度の期間夏季休暇を取得することができる会社は多いと思います。Ralfの勤務した会社も夏季休暇は設けられており、夏の間に数日自由に取得して良いということになっていました。しかし、お盆時期に夏休みを取得しても実家に帰ることはなく、別の場所に旅行にでかけるか都会で過ごしたりしています。

仕事があるといって帰省しない

社会人であれば一番良いのは仕事で帰省できないという理由が一番効きます。家族がいて孫の顔を見せに行くという目的がある場合は難しいのかもしれませんが(すみません、経験がないのでわかりません・・・)どうにかこうにか理由をつけてお盆中にも仕事があるから帰省はむずかしいと伝えましょう。

帰省しても一泊が限界

なぜか日本はお盆には帰省しないといけないという風潮があるので、どんなに仕事があるといって断っても親戚の関係などで帰省は免れないという場合もあるかもしれません。Ralfも祖父の初盆などあまりないイベントにはどうしても帰らないといけないことがあり、憂鬱な気持ちになりました。親と顔を合わせると想像以上の体力を浪費してしまうので、帰省しても1泊が限界。どうしても帰省しなくてはいけない場合でも、長い間の滞在は避けたほうが良いです。


学生の時は社会人よりも帰省の回数が多かったし、一度の帰省で比較的長く滞在していましたが、なんとか早めに東京に帰れるようにいつもうまい理由を探していたように思います。Ralfが学生のときにやっていた方法をいくつかご紹介します。

アルバイトを入れまくる

東京でやっているアルバイトを入れまくって、あんまり実家にはいられないという状況をつくっていました。お盆は忙しいとか人がいない、のようなことを言ってバイトがあるから早く帰るという風にしていました。バイトぐらいいつでも休めるのでは?と色々小言も言われましたが、つき通しました。

図書館に入り浸る

実家に帰っても、家でのんびりしていると言われたくないことを言われたり、毒親のペースに巻き込まれてしまうので、地元の友達と会うか、それでも用事がないときは近所の図書館に入り浸るのも良いと思います。クーラーも効いていて快適です。

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私は、大学生の頃、帰省した際に毒親からの暴言で心が深く傷ついて家から飛び出したことがあります。気持ちがグラグラになってそのままどんどん歩いて、子供の頃に遊んでいた公園を通り抜け、さらに遠くの公園までいきました。誰かに話を聞いてもらいたくて、どこかの占いの番号に電話しました。占い師の人は声だけで判断すると結構ご年配のおばあちゃんのような人で、話を聞いてくれました。占いがしたかったわけではなく、ただ誰かに話を聞いてもらいたかったのです。当時大学生のわたしにとって電話占いの金額はなかなか痛い出費でしたが、それでもあのときは他の方法が見つからないぐらい追い込まれていました。真夏の炎天下で、公園の端っこにあるトイレの裏で、誰にも見られないように大泣きしながら電話をしたのを覚えています。

今、思い出して見て、あのとき他にだれか頼りになる人がなかったのかな?と思っても、思いつきません。当時はソーシャルメディアもなく、便利なサービスも少なかったのです。今では、心が傷ついたときに助けてくれるひとは家族以外にもたくさんいるということを忘れないでください。

せっかくの夏休みなのに毒親に台無しにされたくはありません。しかしお盆は親と顔を合わせる機会も多いので、ダメージを少なくするように工夫して、いい夏を過ごしてください。





6.24.2019

毒親の二次被害 誰もわかってくれない辛さ

毒親を持つ人の多くは「この辛さを誰も理解してくれない」という気持ちをよく抱いてしまいます。自分と周りの温度差があまりにも違いすぎて人知れず孤立感を味わってしまうことがよくあるではないでしょうか?ラルフもこのような辛さはかなりの長い間感じていましたし、今では信頼しているカウンセラーとごく少数の友人のみに話しているだけで、すでに誰かに理解してもらいたいという気持ちはなくなりました。

なくなったとは言え、やはり面と向かって「それはあなたの思い込みよ」というようなことを言われると、当然心はざわつき、どんなに親しい友人でも心のどこかがうっすらと傷つくなあと思います。その友人には何にも落ち度はないにも関わらず、少し距離を置いてしまいそうになる。これが毒親被害の二次被害だと私は思っています。

今日は、第三者からの罪のない一言に傷ついてしまっている方に、鵜呑みにしなくていい言葉を少し紹介したいと思います。

5.20.2019

笑顔であなたを壊す人々 カバートアグレッション

毒親はなぜ毒親なのか。
アルコール中毒、暴力的虐待などの第三者が見てもわかりやすいものは無いけれど、非常に毒性の強い親がいる。親だけではなく、会社にも、学校にも、コミュニティにもいるかもしれない。今日は「隠れた攻撃性」と言われるカバードアグレッション Covevrd Aggression についてご紹介します。

5.16.2019

ストレスを感じる力

ここ数年、仕事というものにかなりのストレスを感じるようになりました。仕事そのものというよりは職場にストレスを感じると言ったほうが正確かもしれません。これは年齢的なこともあるかもしれませんが、単純に自分の成長度合いもあるのかもしれません。理由は複合的なものとは思いますが、ひとつ決定的なことは「ストレスを感じていることを素直に認められる」ようになったということです。

5.02.2019

決裂が育てるもの 〜万引き家族〜

見たいと思っていた万引き家族をようやく見ることができました。是枝監督の作品は「誰もしらない」「そして父になる」とどの作品も大好きで、家族の形と絆がテーマです。よくありがちな家族っていいものだよねというシンプルなストーリーではなく、かといって血が繋がってなくても家族になれるというような陳腐なものでもなく、考えさせれられる映画です。
PexelsによるPixabayからの画像

※注意 映画の内容や結末についての記述があります。

虐待する親でも育てる権利はあるのか

稼業は万引きという犯罪に手を染めている一方で、家族のらしい心のあるやりとりと貧乏でも安心できる家庭。物語の前半はそのような家族のあたたかみが描かれますが、次第にこの家族は本当の家族ではないということが徐々にわかってきます。そしてこの家で暮らす子供や少女は虐待児や親との間で問題がある子供たちというのがわかります。ストーリーが進むにつて果たしてこの子供たちは本当の親の元で暮らすことが幸せなのか?という疑問を見ている側は抱きます。

決別することで育つ子供

映画を見進めると、このちぐはぐな家族に感情移入をしてしまいます。しかし、万引きは犯罪なのでいつかはバレ、警察に突き出されます。そして家族はバラバラになってしまいます。その時見ているひとはこの家族がバラバラになっていくのがいやだという気持ちになるのです。世間は無情だ、常識や法律で一辺倒にジャッジするのではなく実態をみてほしい、そんな風に思うほどこの家族を守りたいという気持ちになります。物語は家族が壊れたところで終わってしまいます。この結末が何を意味するのかわからなく取り残されたような気持ちになったので、もう一度是枝監督のコメントを読み返しました。

特に震災以降、世間で家族の絆が連呼されることに居心地の悪さを感じていて。だから犯罪でつながった家族の姿を描くことによって、“絆って何だろうな”、と改めて考えてみたいと思いました。

そして、ラストシーンについては決別で育つ子供もいるというコメントもされていました。確かに映画を見ていると家族がバラバラになってしまうことに悲劇を感じます。しかし、万引き稼業をずっと続けることはできません。少年は家族への想いもありながらも学校に通い始め、家族と離れて強くなっていくのです。

親と離れることで育つもの、強くなるもの

親に苦しめられた私はある時期事あるごとに「あんな親でなければ自分はもっと」「あんな風に育ったからだ」と親と自分の過去を恨んでいました。抵抗のフェーズがすぎ、様々な方法で癒しを進めると、ふとしたときに「あの経験があったからこそ」という考えが浮かんでくるようになったのです。わたしが今やっていること、できていること、それらは「親から離れたいために仕方なくやったこと」と恨むものではなく「あの環境だったからこそ得た素晴らしい体験」という気持ちになったです。(癒しのレベルがかなり進まないと自然に湧いてこないので、もし恨みが強い人はその恨みをしっかりと向き合うことが先のフェーズです)

実親じゃなくても育ててくれる人を大事に

さて、今回の記事は僭越ながらRalfの個人的なメッセージで締めくくりたいと思います。世の中で大事なことは実親ではなくてもたくさんの人たちが教えてくれます。それは分かりやすく先生とか講師などの肩書きがない人でも、年上でなくとも、自分の存在を軽んじずひとりの人間として扱ってくれるひとはたくさんいます。そのような人たちを大事にしてください。実親が愛情たっぷりに子供を育て、子供も親を大事にするという家族の理想の形に縛られる必要はありません。そのようなもはメディアのつくった虚像です。




3.26.2019

毒親といじめの後遺症が似ている

酷い毒親の悪影響を受けて育つと、大人になってから対人関係において苦労することが多くなる傾向にあるのですが、今日このサイトを見ていて、いじめ被害の後遺症と酷似しているなと思いました。

2.27.2019

人間関係の距離感を掴めないという悩み

悩みのほとんどは人間関係です。

私たちを幸せな気持ちにさせるのも、困った気持ちにさせるのも、怒らせるのも、慈しむのも、大体において対象は人間です。では、そのような厄介な人間関係をすべて絶ってしまえば問題は解決するかというと、それはそれで別の問題が現れます。我々人間は、たっだひとりだけで生きていくには弱すぎるし、かといって、常時徒党を組む必要もないほど強いのです。


2.05.2019

「嫌い」という感情の受け入れと解放

昔、大好きで付き合っていた人がいたのですが、その人との付き合いは今思えば毒親育ちならではの愛着障害の症状が出まくっていた関係で、一緒にいて幸せだという気持ちがある一方、大変疲れる付き合いでした。

ある日、些細なことでお互いの意見が衝突し(よくある依存関係です)生産的ではない言い合いをしている時に、ふとわたしの中に「大嫌い」という言葉がすっと浮上してきてドキッとしたことがあります。好きで一緒にいるのに、どうして今私はこの人のことを「大嫌い」とはっきりと自覚したのだろうか。その気持ちは、次第に隠しきれなくなって、自分の中に、解放されるべき何かが固まっていることに気づいたのです。



2.02.2019

毒親に奪われた人生を取り返すために

自分の人生を生きていますか?
自分で好きなところへ行き、会いたい人に会って、
自分の気持ちや意見を言葉にできていますか?

誰かのために生きていませんか?
誰かの気持ちや、好みを優先していませんか?
人生を奪われていませんか?

毒親は条件つきの愛を与えます。これは本当の親から子への無償の愛ではありません。「テストでいい点だからいい子」「お母さんを困らせないから好き」など、親の都合で子供を愛したり、そうでなかったりすると子供は「親の喜ぶようなことをすれば愛してくれるんだ」と思うようになります。すると、日常での色々な事柄はすべて親の機嫌を取ることが目的となってしまい、自分の気持ちがわからなくなります。人生を奪われるのです。

2.01.2019

アダルトチルドレンのための自助グループ リンク集

代表的なアダルトチルドレンのための自助グループの団体のリンク集です。
毒親の問題で、精神的に助けが必要な方も参考にしてください。

自助グループについてはこちらから↓↓↓↓
アダルトチルドレン 自助グループは同じ苦しみを抱えるコミュニティ


自助グループ一覧

ACA アダルト・チルドレン・アノニマス
子供時代を、アルコール依存症の親に育てられた、あるいはその他の機能不全のある家庭で過ごした成人(アダルトチルドレン)の自助グループ。
全国多くの場所で開催されているようです。

ACODA (Adult Children of Dysfunctional Families Anonymous)
2001年から運営している自助グループ。
こちらも全国多くの場所で開催されているようです。サイトに情報が少ないので、わからないことがある場合はお問い合わせから問い合わせた方がよさそうです。

Al-Anon アラノン家族グループ
アルコール依存症の問題を持つ人の家族や友人の自助グループ。
こちらは結構有名な自助グループで、規模も大きいと思います。こちらも全国の多くの場所で開催されているようです。

JUST 日本トラウマ・サイバーズユニオン
NPO法人のJUSTの開催するグループワーク・ミーティング。こちらは自助グループとは呼ばずにグループワーク・ミーティングとしています。JUSTは、いじめや児童虐待、言葉による暴力、家族関係、人言関係のさまざまな要因によるトラウマで生きづらさを感じているひとたちのために設立されました。
グループは、かなり細かくたくさんあるようなので、自分と似たような境遇のひとたちとつながることも出来るかもしれません。グループ一覧

Emotions Anonymous of Japan
感情・情緒的な問題からの回復をともに目指して毎週のミーティングに出席しているひとの集まりとのこと。全国の色々な場所で開催されいているようです。

レジエンス
DVや虐待、モラルハラスメント、その他様々な原因による心の傷つきやトラウマについて情報を集める活動をしているNPO法人。
ピアサポートグループのページに自助グループの情報が記載されいています。注 : 500円程度の有料で参加するミーティングもあります。

ACOA なごやみなと
名古屋で活動するAC本人のための自助グループ。
名古屋が遠い方はスカイプでも参加出来るようです。



上記は2019年2月1日時点での情報です。
サイト管理者がすべての自助グループに参加したわけではありませんので、実際に参加される場合は各自の判断と責任においてお願いいたします。










1.31.2019

過干渉タイプの毒親にやってはいけないこと

過干渉する親に対して、やってはいけないいくつかのことをあげてみました。


進路や転職、引越しなどを相談してしまう

進路や転職の相談をしないほうがいいでしょう。基本的には自分のことは自分で決めましょう。うっかり毒親に相談すると、一方的に親の価値観を押し付けてきます。自分で決めた後に事後報告です。

1.29.2019

愚痴ばかりの母親が重い時

母親が重い・・・。

そのように感じる人は少なくありません。過干渉の親、暴言を吐く親、プライバシーを犯してくる親、いろいろな形の重さがありますが、母親の愚痴がたまらなく重いという人もかなり大きのではないでしょうか。母親の愚痴が重たい場合の対処法について、実体験から対処の失敗例と有効だった方法について紹介します。

1.28.2019

毒親の対処 悪循環から抜け出すには

考えさせられるツイートがあったので紹介です。今日は「間違った成功体験」についての記事です。



このツイッターは、すぐキレる老人について書かれたものですが「怒って人にいうことを聞かせた成功体験」は、解決したんじゃなくて、単に周りが譲っただけというところが、本当にそうだなと深く納得してしまいました。

毒親との関係は、どんどんと悪循環に陥って、最終的には決裂したり、場合によっては手がつけられなくなり傷害事件になることもあります。それは、この「解決したと思っている」という誤解の積み重ねによるものではないかと睨んでいます。


「子供を従わせた」という毒親の間違った成功体験

この誰からも相手にされない老人のように、毒親は子供が「自分の言うことを聞いた」「自分の言っていることが正しいと子供は理解した」と間違って認識している可能性がかなり高いです。しかし実際は、子供は親に対して何を言っても聞き入れてくれない、話にならないので話をすることを諦めた、あるいは、話をすることが不可能なので、会話をすることやめたというのが真実であり、決して親が認識しているような「子供が親のことを正しいと思って理解した」という状態ではないのです。

このようにお互いが真反対の認識をしていれば、当然遅かれ早かれまた同じようなことで衝突になります。すると、親はいつも通りに怒鳴ったり、子供をなじったり否定したりして、子供に会話をする気力をなくさせます。これを「子供は自分のことを正しいと理解した」という間違った成功体験になるのです。

「口応えしなければ無事」という子の間違った成功体験

成功体験は親の方ばかりではありません。子供の方も往往にして間違った成功体験をして、それを繰り返します。親が一方的な論法で子供をコントロールしてこようとしたり、理不尽な強い力でねじ伏せようとしてきたときに、何を言っても無駄だ、表面的に従ったふりをしていたら早く終わる、という間違った方法で回避していることが多いです。とりあえず、目先の不快感を終わらせるために「何もしなければ無事」というある種の成功体験は、急場の応急処置のひとつではありますが根本的な解決には当然なりません。しかもこのときの親は、何も口答えしない子供を見て「自分の言うことを理解した」と完全に間違って認識しています。

どうすれば悪循環から抜け出せるか

このように、冷静になればお互いの対処方法が間違っていて、しかも悪循環に陥っていると気づくのに、当事者になるとまったくそのような客観的な視点が持てません。これは、誰だってそうなります。悪循環から抜け出すのには、相当のパワーが必要なので、ついつい流れに身を任せたまま対処をせずに放置してしまうこともあります。

悪循環から抜け出すためには、決意が必要です。具体的な方法を探すためには、必要に応じて他者の力も必要になるかもしれません。自分でも行動や言動を帰る勇気も必要になります。それらは、今までにやったことのない行動で、その一歩が踏み出す不安も湧いてくるかもしれません。しかし、悪循環を抜け出すためには、最初の一歩が必要です。

具体的には、以下の行動がまず初めの一歩ですが、

・自分の意見を言う
・従ったふりをやめて、自分のやりたいようにする

これができたら苦労しないよ、という人は多いと思います。わたしもそうでした。毒親はこんな当たり前の行動すらできなくさせる毒を持っています。なので、どうしても上記の行動ができない場合は、以下の行動をまずおすすめします。

・自分の本当の気持ちを紙に書く
・本当の気持ちを、他の誰か(言える人)に言う

これは、あまりにも「従ったふり」を続けていると、本当に自分の気持ちがわからなくなってしまうからです。そうならないように、思っていることを紙に書くのは大事です。紙ではなくとも、スマホのメモに入れてもいいです。もし、誰かに聞いて欲しければ電話のカンセリングや愚痴聞き電話でもなんでもいいです。自分の本当に気持ちを、書いたり声に出すことでアウトプットするのです。すると、いつの日か必ず、毒親本人に向かって、自分の意見を言ったり、自分のやりたいように行動に起こせる時がくると思います。




1.19.2019

アダルトチルドレン 自助グループは同じ苦しみを抱えるコミュニティ

自助グループの存在を知らない方が多いようです。

自助グループとは、共通の障害や問題、悩みを抱えた人たちが自主的につながり、お互いの問題をシェアする自発的なグループです。この運営は、専門家(病院、精神科医、行政など)に委ねることなく、当事者たちがあくまで自発的に運営しているというのが特徴です。

元々はアルコール依存症を抱えた人たちのコミュニティからはじまりました。その後、薬物依存症、ギャンブル依存症、買い物依存症など各種依存症から、摂食障害、アダルトチルドレンなど、同じ問題を持つ人たちが集まり、その苦しみをシェアすることで互いに支え合うようになりました。

実際の自助グループリンク集はこちら↓↓↓
アダルトチルドレンのための自助グループリンク集


1.09.2019

週間女性PRIME 包丁で切られ「死んでよ」という母と対峙、正解を見つけた虐待サバイバー

壮絶な虐待サバイバーの記事です。


毒親への感情は、憎しみ、怒り、悲しみ、絶望、それでいて認めてもらいたい、愛してもらいたいという一見真逆な感情を同時に持ち合わせていて、とても複雑です。このような感情を長くもっていると、それだけ長い葛藤があることになります。

たまに「毒親をゆるす」という言葉がありますが、この言葉は癒しにも棘にもなります。なので、無理に許す必要はないのです。許す必要はないですが、心に溜まったネガティブな感情はやはり上手に解放していくこと、そして、自分の人生を取り戻すこと。これが毒親サバイバーの回復への道ではないかと思います。

記事の最後のご本人の言葉が胸にきます。

たまたま母が亡くなるまで1年間、仲のいい親子として過ごせました。僕には正解でしたが、みんなにそうしろとは思わない。それぞれに正解があっていい。ただ憎しみを一生抱え込むことは正解ではない。憎しみから解放されて生きてほしいと思います

1.05.2019

親が自己愛性パーソナリティ障害では?と思ったら

自己愛性パーソナリティ障害(自己愛性人格障害)というキーワードは、毒親だけに限らず、職場、夫婦間、恋人間など、あらゆる人間関係の問題で出てくるようになりました。そして、この問題は16人にひとり、いや10人にひとりと言われるほどありふれた問題であり、多くの人間関係において問題を生み出しています。

以前、毒親には自己愛性人格障害が多いという記事を書きました。実際に、毒親の多くは子供をコントロールしたり、逆にまったく無関心と親という義務を放棄し自分自身の満足のためだけに子供を利用することが多いです。自己愛性パーソナリティ障害の明確な線引きというのはないですが、こちらの記事を参考にして多く当てはまる場合は注意が必要です。

→ 毒親に多い自己愛性人格障害



1.03.2019

毒親のトラウマ対処法 EFT感情解放テクニックについて

毒親に酷いことを言われて心が傷ついた、怒りや悔しさなどで苦しい思いをすることがあると思います。あるいは、過去の辛い思い出が蘇ってまた苦しくなったりすることもあるでしょう。

苦しい思いが心いっぱいになって、悲しい気持ちになったり、自暴自棄になったり。そんな気持ちを抱えていると何か他に楽しいことをしたくても全くできないし、布団の中で一日中何もできなかったなんていうこともありますよね。このように、傷ついた気持ちは身体のエネルギーが循環するのを妨げてしまいます。


11.30.2018

毒親の電話から逃げる方法

親と離れて暮らしている人たちでも、毒親からのコントロールが後を引く場合があります。それは、一緒に暮らしていないとはいえ電話やメール等で定期的、断続的に連絡が続いている場合です。

毒親を根本的に変えることは諦めた方が賢明です。どうやって毒親から逃げるかを全力で考えて実行したほうが、毒親を変えようとするよりずっと建設的ですし、早いです。今日は、気が乗らない親からの電話にどうやって対処すればいいかをご紹介します。

11.26.2018

【コントロールする毒親】どこからが過干渉なの?

子供のためと言いながら、あらゆるところに口を出してコントロールしようとする「過干渉する毒親」。親からの過干渉で苦しんでいる人は少なくありません。過干渉の明確な線引きはあるのでしょうか?日本は、欧米と違って「独立することが良し」という文化が比較的長い間希薄でしたので「子供は親のことを聞くことが善」という言葉の元に、親からの干渉が重荷になっている人は多いのでは無いでしょうか。

どこからが過干渉なのか

しかし、ここからが過干渉ですという明確な線が引かれているわけではありません。また、まったく干渉しないというのもそれはネグレクトに繋がります。ちょうどいい干渉レベルというのは、どこの家庭でも探り探りなのかと思いますが、明らかにその行動は過干渉であるというポイントをまとめました。