6.06.2019

毒親と離れて暮らすデメリット

最後に親に会ったのはいつだっただろうか?どうしても先祖の法事に出向かなければならないことが数年前にあり、そこで久しぶりに顔を会わせたが、その時点ですでにかなりの年数会っていませんでした。数年前に会った時は数時間程度だったと思います。数時間程度なら、自分も相手も精神的な負担は軽かったのではないかと思います。。

毒親と離れて暮らし、精神的にもほぼ決別した状態でいることはメリットしかないように見えますが、やはりこのような「普通ではない」親子関係は時々デメリットのようなものを感じることがあります。デメリットというか覚悟しておいたほうがいい事といったほうが正しいかもしれませんが。私が毒親と物理的にも精神的にも離れて暮らす事で感じた「覚悟しておいた方がいいこと」をまとめてみました。

盆や正月に家族と過ごさずにいること

盆や正月など長い休みになると、多くの人は家族と過ごしたり、家族に会ったりするイベントがあります。わたしはもうかなり長い間、盆や正月を自分の家族と過ごしたことはありません。友人たちは皆だいたい家族と過ごしているようなので、わたしは会う友人もおらず、恋人の家族と一緒に過ごすことはあっても自分の家族と一緒に過ごすことはありません。特にデメリットがるわけではないですが、毒親と一緒に過ごす精神的負担を考えると、一人でいるほうがずっとましだということです。これを寂しいと思うかもしれませんが、毒親と会わないというのは盆や正月も会わないということです。

体調が悪い時に助けを呼べないこと

これも配偶者や恋人がいる時はいいですが、いないときは工夫が必要です。体調が悪くなると、ご飯の準備をするのも億劫ですし、病院に行くことすら億劫です。億劫だからといって何も食べなかったり病院にも行かなかったりすると治りが遅くなるし、病状もわるくなることがあります。症状が重篤な場合は自分で救急車を呼ぶ必要があることもあります日頃から、体調が悪くなることもあるということを覚悟しておいたほうがいいです。夜間の救急病院の連絡先や場所を控えておくことも大事だと思います。家で倒れしまった場合は…経験がありませんが、こうゆうこともあると思っておいた方がいいのかなと思います。

第三者に家族のことを聞かれると答えにくい

毒親のことを打ち明けている友人以外の人には、基本的にこのような問題を抱えている・抱えていたということを当然言っておりませんし、匂わせてもいません。つまり、気軽に親のことを聞かれたりすると軽い嘘をついているような気分になります。昔はこのことに罪悪感を少し感じていましたが、今は軽く受け流すようにしました。聞かれると答えにくいというのはデメリットになるかどうかわかりませんが・・さらりと交わすスキルは身につけておいたほうがいいです。

家族割のようなサービスが受けられない

携帯電話やWifiなどの一部のサービスで、家族で加入すると安くなるというメリットが受けられません。結婚をして自分の家庭があれば別ですが、独身の場合はこのような家族サービスの恩恵は受けられません。

恋人とその両親が理解を示さない場合は孤独

恋人が「親なんだから話せばわかるよ」と良かれとおもってアドバイスして来た時。恋人の両親が「親と良好な関係じゃない人となんて・・」と難色を示す場合。このように、親密な関係になる人が自分の状況や過去を理解してくれないと孤独ですし、その付き合い自体も大変になります。別れる原因にもなります。自分と毒親との関係は実は恋人には関係ありません。結婚となると家族同士の付き合いになるので気にする人は多いと思いますので、敬遠される場合もひょっとするとあるかもしれません。よって、このような状況や過去も受け入れてくれる相手を探す必要があります。

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毒親と精神的にも物理的にも離れて暮らすことで、かなりのメリットを感じていますが時折不便だなと思うことがあります。でも、実はせいぜい上にあげたことぐらいで、やはり離れてよかったと思うことのほうが多いです。毒親から自立したいけど、その後大丈夫なのか?と心配されている方がいたらぜひ参考にしてください。これからは独身も結婚も、生き方が選べる時代です。自分が一番心地いいと思う環境を自由に選んでいいのです。





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