11.07.2018

岡田斗司夫さんの回答が深い 父親嫌いの高校生へ

togetterでまとめられていた記事から引用です。

父親嫌いの女子高生の対する岡田斗司夫さんの回答がすごい 



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相談者 女子高生 10代
10代の女子高生です。
父の休日は食べる、寝る、テレビの繰り返し。他のことは何ひとつやりません。仕事は自営業で、「忙しい」と言う時期もありますが、一日中テレビがついているようで、ちゃんと仕事しているのか不審です。最近は夜遅くまでケータイをいじっており、50歳にしてケータイ依存症で、意味がわかりません。
私は物心ついたときから父が嫌いで、母には「お父さんみたいにならないように」と、育てられてきました。幼い頃、2月の公園の噴水で私が遊びたがるからと父が遊ばせ、私は肺炎で入院したことがあります。
父への感謝の気持ちはこれっぽっちもありません。老後の面倒を見る気はなく、のたれ死ねばいいと思います。お父さんと仲がいい友達がとてもうらやましいです。父を好きに……なろうとしても、いいところなんてひとつもないし、子供に無関心ですべて母に任せきり。最近は通知表も父には見せていません。
母は父との結婚は失敗と言っており、私は離婚してほしいのですが、経済的なことを考えると無理です。父がいる休日はイライラし、死んでほしい、殺したいという気持ちが強くなります。虐待でもされれば訴えられるのにと、楽しいはずの休日はストレスでつらくて泣くようになりました。どうすれば良いのでしょうか。思春期という理由で片付けないでほしいです。

------------  回答者 評論家 岡田斗司夫
「お父さんみたいにならないで」。母はいつも言う。
不思議です。あなたは女、父にはなれません。なるとすれば母親でしょう。
「お母さんみたいになっちゃダメよ。」こう言うべきです。
なぜ母は「私のような母親になるな」と言えないのか?ここがポイントです。「私のような母親」とはどんな母親でしょう。答えは簡単ですね。
自分に無関心・無頓着な夫と結婚し、離婚もできず、思いつく限りの愚痴を幼い頃から言い聞かせ、やがて娘が「父など死ねばいい」と思いこみ休日に泣いて過ごすように仕向ける母。それが「私のような母」です。
本当に最悪の父なら、なぜ母親は離婚しないのか?これも簡単、ちゃんとストレスのはけ口があるからです。自分の言い分を全部信じる娘に毎日悪口を言ってストレス発散してる。だから母は耐えられる。つまりあなたの犠牲の上に、母は暮らしている。
あなたの父親像は、母の愚痴でできている。寒い中、娘にせがまれて公園まで連れて行く父。はしゃいで寒いのも忘れ夢中であなたは噴水で遊んだ。でも風邪を引いたあなたに母は「父が悪い」と吹き込みます。繰り返される呪いの言葉が楽しい思い出を消してしまったのです。
人間は弱い。誰かの愚痴や文句を言わないと生きていけない。
母の不幸は、家に閉じこめられて、視野が狭いことです。趣味が「父のダメ出し→娘に吐き出し」だけ。こんなの誰の得にもなりません。
ではどうするか?あなたがこのマイナス連鎖を切りましょう。誘ってあげて、お母さんの興味を外に向けさせる。これができれば、状況はかなり改善されるはずです。お母さんと一緒に映画やショッピングや旅行をする。そのために、あなたがバイトをするのもアリ。お母さんにもパートを出ることをどんどん勧めましょう。
パートをすれば、お母さんの世界も広がるし、お金も、できることも増えます。本当に最悪な父なら、あなたと母が一緒に働いたら独立も可能でしょう。
難しすぎますか?じゃああなただけでも逃げてください。たった3人家族で2人が1人の悪口を言い合っている家は地獄ですよ。高校生ならもう働けます。
逃げなさい。さもなければ、母を助けなさい。


わたしの母は、私のすることを時に間違っていると言います。「それはこうゆうところが心配だけどどう?」ではないのです。理由も聞かぬうちから「間違っている。いつか私が正しいと気がつく」と言うのです。

私は、語学を学び様々な国の人と交流したい、英語で仕事もしたい、海外で働きたい、そのような希望があり努力しています。そして、その夢の多くは実現しています。母親の言葉はいつも私を傷つけました。この歳になっても母親からの承認欲求が自分にあるということを気付かされ、落ち込む自分もいます。
ただ、母親の「間違っている」「いつか私のことが正しいと気づく」と断言するのは何故なんだろう?という純粋な疑問があり、その理由が、共感できなくても多少理解できるものなら、そのような暴言を吐かれても冷静でいられるのではないか?と思ったのです。その答えが、なんとなくこの岡田斗司夫さんの回答の中にあるような、おぼろげながらも理解できるような気がするのです。 


自分に無関心・無頓着な夫と結婚し、離婚もできず、思いつく限りの愚痴を幼い頃から言い聞かせ、やがて娘が「父など死ねばいい」と思いこみ休日に泣いて過ごすように仕向ける母。それが「私のような母」です。

状況は違いますが母の場合は、夫の母親、つまり姑の面倒に追われ、自分のコンプレックス、自分のイライラを子供にぶつけ言い聞かせることで、自分自身は間違っていないと信じ込みたいと思いたいがために、娘が「母の言うことは正しい」と自分では決断できなくなるように仕向け、子供をコントロールすることで自尊心を保っている人。それが母親の本性なのです。

最後に岡田斗司夫さんはこういっています。

逃げなさい。さもなければ、母を助けなさい。

逃げなさい。
少し勇気と、最初は今までにやったことのない不安が出て来るかもしれません。でも、逃げるのです。

母を助けて、助けられるならそれがいいでしょう。でも、毒親被害の深い傷つきを体験した人は、何度も親を助けようとし、その都度傷ついているのです。もう自己犠牲の上に誰かの幸せを成り立たせてはいけません。あなたは、あなたの人生を歩いていくのです。





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